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花粉症について



  1. 花粉症とは

  2. 花粉症の症状

  3. 花粉症の発症要因

  4. 風邪との違い

  5. 花粉症対策・治療

  6. 花粉の種類

  7. 花粉飛散カレンダー

  8. 朝倉花粉情報(過去データ)

  9. 花粉症関連リンク集

5.花粉症対策・治療

A.セルフケア

(1)花粉情報に注意!

 花粉情報は、新聞、ラジオ、テレビなどでシーズンになりますと報道されますし、このホームページでも、 この朝倉地域の花粉情報を掲載しますので参考にして注意しましょう。

(2)晴れて風のある日は外出を控える

花粉は晴れた風のある日(とくに雨上がりの翌日)によく飛びます。 家庭にいる方は、このような日の外出は控えるようにしてください。 通勤などやむを得ない場合には、マスクやメガネを着用することで、 ある程度は花粉の進入をふせぐことが出来ます。

(3)雑草が原因なら除草

 カモガヤやブタクサなどの花粉症の原因となる雑草が身近に生えていたら、出来る限り除いてください。 これらは花粉の粒子が重く、あまり遠くに飛ばないため、除草である程度はふせげます。
マスクしましょう。

(4)室内への花粉の進入をシャットアウト!

 掃除の時以外は、室内の花粉の進入をふせぐために、きっちりと窓を閉めておく必要があります。
室内に入ってしまった花粉は、なるべく舞い上がらせないように、掃除機やぬれ雑巾で取り除いてください。 また、外出からの帰宅後は、髪や衣服についた花粉を落とすように心がけてください。


(5)布団や洗濯物に花粉はついてない?

 夜に症状が現れるときは、布団についた花粉によることが少なくありません。
花粉飛散の多い日は、布団や洗濯物を干すのをやめましょう。
また取り込む際には花粉を充分払い落としておく必要があります。

(6)自転車やオートバイには乗らぬが吉

 自転車やオートバイに乗って走り回ると、多量の花粉を集めることになります。
出来るだけ他の交通手段を使うようにしましょう。


B.メディカルケア

(1)いつから治療を始めるか?…初期治療…


 スギ花粉の飛散する前から、すなわち、飛散開始日の約2週間前から(この朝倉地方のスギ花粉飛散開始日は、 2月上旬が多いので1月下旬頃から)抗アレルギー剤を季節前に投与し、予防的治療を行います。

(2)症状が出てからの治療

 スギ花粉症の症状発現時期は、各年の気象条件や患者自身の個人差もありますが、 おおよそ、3月始めをはさみ、10日前後が花粉飛散ピークになりますので、 この時期に受診される患者さんは症状の悪化した例が多いようです。

  このような例では、多くの薬や強い薬でなければ、効果が得られない場合が多いようです。 したがって、余り辛抱せずに、早めに専門医を受診されることをお勧めいたします。

(3)いつまで治療を行うか

 スギ花粉の飛散中は治療を行う必要があります。
また、3月中旬頃のスギ花粉の飛散のピークがすぎる頃から、ヒノキの花粉が飛散します。
スギとヒノキの花粉は共通抗原性があり、アレルギーを起こす成分がよく似通っています。
そのために、ヒノキの花粉でも症状を起こす場合が多いですので、このような人は、ヒノキの花粉飛散が終わるまで治療を続けることになります。

(4)根本的に治す治療方法は?

 スギ花粉症の原因治療として、減感作療法というのがあります。
スギ花粉のエキスを長期間かけて低濃度から高濃度に注射してゆくものですが、 長期間にわたる通院の必要や、重篤な副作用などが普及を妨げています。 しかし、数年後には、治療効果の高い、副作用の少ない治療エキスが使用可能になる予定であり、 スギ花粉症の根本的治療として期待されています。


C.内服の注意点

(1)… 薬の服用については、医師ならびに薬剤師の指示を必ず守りましょう。

(2)…薬によっては、効果が現れるのに時間がかかるものがあるので、少し服用しただけで効き目がないと判断して、勝手に服用を中止しないようにしましょう。

(3)… 症状が治まっても花粉飛散シーズン中は服用を続けましょう。

(4)… 薬によっては眠気を催すことがあるので、車の運転、精密な仕事あるいは高所での仕事などには注意しましょう。

(5)… 眠気やだるさなどの症状がひどかったり、ほかに身体の異常を感じたときには、主治医に知らせましょう。



D.点鼻薬の説明

(1)点鼻薬の種類

 点鼻薬には主に、以下の2種類があります。

 血管収縮剤入り点鼻薬(一般売薬に多い)
 アレルギ−治療剤の点鼻薬


(2)血管収縮剤入り点鼻薬

 血管収縮剤がはいった点鼻薬は、点鼻すると数分で鼻づまりが軽くなり、数十分の効き目があります。 しかし、何回も長期間点鼻していると癖になり、やめることが出来なくなります。 その結果、鼻の中の粘膜(鼻甲介)がだんだん腫れてきて、鼻づまりがかえって酷くなってしまいます。
ですから、使うなら短期間(数日間)にして、長期間(数ヶ月間)使用しないようにしましょう。

(3)アレルギ−治療剤の点鼻薬

ドクター アレルギ−治療剤の点鼻薬は、点鼻しても短時間のうちに鼻づまりはよくなりません。毎日指示されたように数週間、数ヶ月間点鼻していると、アレルギ−の病状が治ってきた結果、鼻づまりも自然に治ってきます。症状が軽快するまで続けて点鼻をしましょう。


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